日本におけるサプリ

日本人にとって健康食品というのはかなり身近なものになっているかと思います。体調の維持や健康の増進が主なものだそうです。

意外にもダイエットや美容のためにサプリを摂る人は少ないという報告もあり、現在の「機能性表示食品」というのは、十分に消費者に情報を与えているとはいえないそうです。

消費者が健康食品やサプリに関する情報収集をする場は、インターネットやテレビやラジオ番組のコマーシャル、雑誌や新聞の広告ということになるそうです。

インターネットのサイトやブログで情報を得るものの、行政機関からの情報というのは1%ぐらいの人しか活用していないそうです。

そもそもサプリというのが必要かどうかを考えてみたら、必要としない状態がいいということになるかと思います。

やはり健康の基本というのは食事だと思います。サプリを食事の代用として考えてはいけないと思います。

また、ファストフードばかり食べてサプリを飲んで帳消しという考え方も間違いと言え、病気が治るというふうに期待するのも良くないでしょう。

サプリとうたっているものの中では、十分な安全性について怪しいものもあると言われており、生産や製造管理が行き届いているところばかりでもないかと思います。

一方でサプリの市場拡大は目覚ましいものだと思います。こうしたことの要因として「食環境」「社会環境」「自然環境」の急激な変化があるようで、現代人の食生活はとても危ういものといえるそうです。

アンバンランスな食生活や、朝食を食べなかったり、孤食という問題も多くある現代において、サプリメントは強力なサポーターであるといえるのではないでしょうか。

人々は健康情報に敏感です

すべての生き物は、生まれた瞬間から老化が始まります。それは自然の摂理であり避けられないことですが、抗老化物質は摂取すると老化のスピードを遅らせる作用があります。

そんな抗老化物質かもしれないもの、つまり抗老化候補物質として注目されているものにNMNがあります。

ビタミンB3に含まれる物質で、母乳の他にブロッコリーやアボカドといった緑黄色野菜に含まれています。

日本で知っている人はそれほど多くなかったのですが、日本メディアでもマウスを使った実験の結果などが取り上げられるようになっており、知名度が高まっています。そうした流れを受けてNMNを配合したコスメや健康食品などが、日本でも数多く販売されています。

その人気に拍車をかけているのが、世界的に流行している新型コロナウイルスの存在です。

メディアではNMNを摂取すると免疫力の強化がでできることに注目しており、感染の予防・治療に役立つのではないかと期待しています。

もちろんNMNが人気を得ているのは健康になるというだけが理由ではありません。

若く美しい状態を保ちたいという人が、NMNを配合したサプリメントをエイジングケアに使っているということで特集記事を組むメディアもあります。

美容に興味がある人は世の中にはたくさんいますから、そのように雑誌やテレビで紹介されるとたちまち商品についての問い合わせがメーカーに殺到します。